旅行先や日常で目にした雪景色が美しいと、思わず写真に収めたくなりますよね。しかし雪景色を写真に撮っても、目で見た時とは違って、殺風景な印象になってしまうこともあるのではないでしょうか。この記事では、雪景色をきれいに撮るためのコツや、撮影準備のポイントをご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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雪景色の撮影は準備が勝負！

寒冷地で雪景色を撮影する場合、普段とは違った準備が必要です。ここでは、雪景色の撮影に必要な準備をご紹介します。

ルートや天気の確認

雪が激しく降る日や天気の悪い日は、足元が悪くなってしまうため、撮影が困難になってしまいます。天気の悪い日を避けたり、雪が降る日に撮影する場合には、移動が少なく済むよう効率の良いルートを組むことが重要です。危険な目に会うことがないよう、天気予報やルートの確認を怠らないようにしましょう。

機材選び

マイナス20度ほどになるとバッテリーが切れてしまったり、シャッターが切れなくなってしまったりとトラブルに見舞われる事例がありますが、日本国内であればそのような問題はほとんどありません。しかし雪の日は足元が悪くて滑りやすく、転倒の危険性を伴うため、撮影用の機材はできるだけコンパクトにまとめて持ち運びしやすいように心がけましょう。

 

撮影したい写真に必要な機材をあらかじめ想定し、ストロボやレンズなど、最小限のアイテムに収めておくことをおすすめします。

完成写真を考える

良い写真を撮ったり、必要な機材を考えたりする上でも、先に写真の完成図を考えておくことは大切です。朝焼け夕焼けなどが綺麗に見えるタイミングを見計らったり、どの時間帯に人がどれぐらいいるかなどを確認するには、実際に足を運んで下見することをおすすめします。撮影環境や完成写真のイメージを含め、しっかりと計画を練っておきましょう。

服装は暖かいものを用意する

雪景色を撮影できるような環境では、気温が低いことが当たり前で、氷点下の中で撮影するケースもあります。寒冷地で撮影をする場合には、暖かい服装を着て行きましょう。靴は防水性のあるものがおすすめです。あまりにも寒いと、手がかじかんでなかなか撮影が進まない…ということにもなりかねませんし、撮影するモチベーションも下がってしまいますよ。

雪景色の撮り方のポイント

ここでは、雪景色の撮り方のポイントをご紹介します。

雪景色の写真を撮るなら露出補正を明るく

雪は白い被写体なので、露出計を信じてそのまま撮影せずに、露出補正を明るく設定しましょう。プラスに補正しなければ、きれいな白銀の世界が、濁ってグレーがかった色に写ってしまうことがあります。ただし、山や木々などの黒い部分が構図の大部分を占める場合には、マイナス補正が必要なケースもあるため、注意深く調整しましょう。

ホワイトバランスを調整する

ホワイトバランスの設定は、基本的にオートホワイトバランスになっています。日中の雪景色であればきれいに撮影できますが、明け方や夕方においては、オート設定のまま撮影してしまうと、オレンジ色やブルートーンの色味が変わってしまい、雰囲気のある写真を撮れません。

 

雪景色を撮影する場合には、ホワイトバランスの設定を「太陽光」に設定してみましょう。太陽光に設定することで、オレンジ色や青みをきれいに表現することができますよ。

フラッシュを活用して雪を表現する

雪が降っている場面に遭遇できたら、せっかくなので舞い降りる雪を撮影してみましょう。たくさん雪が降っている場合には、普通に撮っても問題ありませんが、降雪量やシャッター速度によっては、きれいに映し出すことができません。

 

降ってくる雪をきれいに撮影したい場合には、光量の大きい外付けのフラッシュを使用しましょう。カメラに内蔵されたものでも撮影できますが、光量が大きい方が安心です。フラッシュが光るのは一瞬であるため、雪が舞い降りる瞬間の光景を止めて撮影することができますよ。

逆光を利用してムードある写真を

雪が一度溶けて再結晶化すると、キラキラして見えることがあります。水蒸気が氷結したダイヤモンドダストや、木の枝についた樹氷、雪に覆われた土地を逆光で見ると、とても綺麗なのでオススメの撮影ポイントです。逆光で撮影すると、降り積もった雪の立体感を表現できるため、迫力のある写真が撮れますよ。

まとめ

いかがでしたか。雪景色をきれいに撮るためのコツや、撮影準備のポイントをご紹介しました。白がメインになる雪景色の撮影は、普段とは異なるカメラの設定や撮影のコツが必要です。ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしていただき、とっておきの1枚を撮影してください。寒冷地に行く際は、雪道対策や防寒対策をしっかりと行って、安全にお出かけくださいね。