一眼レフカメラを購入した方の中には、保管方法についてはあまり知らないという方も多いのではないでしょうか？実は一眼レフカメラは、正しく保管をしないと思わぬ故障が生じる可能性があります。そこでこの記事では、一眼レフカメラのおすすめの保管方法や、保管で注意したい点について紹介します。大切なカメラをできるだけ長く使い続けたいという方はぜひ参考にしてください。

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一眼レフの保管で大切なこと・注意点

まずは、一眼レフを保管する際に大切なポイント・注意点について紹介していきます。

①ホコリがたまらないようにする

一眼レフカメラにホコリがたまるのはよくありません。特にレンズや内部のイメージセンサーにホコリが付着すると、写真に黒い点が写り込む場合があります。またカビの原因になることもあるため、むき出しのまま放置せず入れ物に入れるか、上に何かを被せておくことが大切です。

②湿度を避ける

カメラやレンズを保管する場所の湿度は40％～50％が適していると言われています。カメラの大敵はカビですが、湿度が60%を超えるとカビ菌は活発になり、80％以上になるとカビが発生する可能性が非常に高くなります。日本は高温多湿な環境で、室内の湿度が80％を超える日もあるので、放置は危険です。

③直射日光を避ける

直射日光がカメラに当たっていると、カメラの温度が急上昇して発熱したり、熱暴走・熱ノイズなどの故障を起こしたりすることも。また、ゴムなどの部品の劣化原因になったり、バッテリーの寿命に影響を及ぼしたりもします。日光のUV（紫外線）がカメラに悪影響を及ぼすこともあるとも言われているため、直射日光は避けるようにしましょう。特に夏は注意が必要です。

④落下しそうな場所に置かない

カメラは落下するとレンズや本体が割れるなど、故障してしまう可能性があります。また一見すると問題なさそうでもピントやシャッター速度などの設定、解像度などの精度に影響が出ることもあると言われているため、高い場所や棚の端っこには置かず、安定した場所に置くことを心がけましょう。

一眼レフのおすすめの保管方法

一眼レフの保管で大切なこと・注意点がわかったところで、続いてはおすすめの保管方法について紹介していきます。

ドライボックス（防湿庫）

カメラの保管といえばドライボックス（防湿庫）。庫内に設置された乾燥剤が除湿して、庫内を自動で適切な環境にキープする保管庫です。カメラやレンズを入れておくとホコリを防ぎつつ、湿度や過度な乾燥から守るので、精密機器の管理が手軽になります。

簡易ドライボックス

自動で湿度調節ができるスタンダードなドライボックスのほかに、簡単なドライボックスもあります。密閉性の高いケースにカメラを入れ、乾燥剤を一緒にいれることでケース内を除湿するという保管方法です。自動のドライボックスにくらべて安く入手できるので、予算がない方や、とりあえずつなぎで保管庫が欲しい時などにはこちらをおすすめします。しかし自動ではないので、常に適切な湿度に保つのは難しいです。

お手入れも定期的にしよう

最後に、カメラを保管する際のお手入れについても簡単に紹介していきます。

ブロワーでホコリをとる

ホコリを布で拭き取ってしまうと、レンズや液晶画面に傷がついてしまうことがあります。撮影に影響が出ることもあるので、ホコリをとる時は風を出して吹き飛ばす「ブロワー」がおすすめ。カメラ内部に入り込んだホコリやゴミを吹き飛ばすこともできて便利です。

クリーニングペーパーやクリーナーで拭き掃除

ホコリをブロワーで吹き飛ばしたら、ボディの外側や液晶画面などはクリーニングペーパーやクロス、クリーナーなどの掃除道具を使って拭き掃除をしましょう。カメラは意外にも、砂や油汚れがたまっているものです。レンズにはレンズ専用のクリーニングクロスを使用して、レンズの中心から円を描き優しく拭きましょう。

一眼レフは正しい保管方法で長く使おう

一眼レフカメラの保管方法を紹介しました。放置していたカメラを使おうとして、「動かない」「動きがおかしい」「写真にゴミやカビが写り込む」などといった状態になっていたらとても残念です。一眼レフは高価で繊細な精密機器なので、そのまま置いておくのではなくドライボックスに入れるなどして、保管方法にも気を使うようにしましょう。