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一眼レフでの花火の撮り方|初心者でも綺麗に撮れる?

一眼レフカメラで撮った花火の写真

 

「一眼レフカメラで花火を綺麗に撮影したい」という方も多いでしょう。しかしカメラ初心者が撮影すると、花火が白く潰れてしまったり、写真全体が暗すぎて花火がほとんど見えなかったりといった失敗が起こりがちです。そこでこの記事では、一眼レフでの花火の撮り方を紹介していきます。目安となるカメラ設定も紹介するので、ぜひ参考にしながら撮影してみてください。

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花火の綺麗な撮影方法は?

暗い環境で光を撮影する花火撮影は、昼間のポートレートや風景撮影とは異なる設定・撮影方法が必要です。基本的にはシャッタースピードを遅くして、光をたくさん取り込む撮影方法になります。撮影機材・撮り方・カメラ設定など、花火撮影ならではの押さえたいポイントがたくさんあるので、以下で詳しく説明していきます。

花火の撮影に必要な機材は?

まずは花火の撮影に必要な機材やカメラについて紹介していきます。

一眼レフカメラは初級機でもOK

カメラ自体は、初心者向けの初級機(入門機・エントリークラス)でも撮影可能です。暗い場所での撮影に強く性能の良い高級なモデルが必要なイメージがあるかもしれませんが、実はそんなことはありません。必要なのはマニュアル撮影が可能で、バルブ撮影機能が搭載されている一眼レフカメラです。

三脚は必需品

花火撮影でカメラ本体以外で必須な機材は三脚です。外で撮影することになるため、できるだけ風に強い三脚を準備しましょう。しかし花火大会の会場によっては、三脚での撮影が禁止されている場合や、人が多すぎて三脚が立てられないこともあります。大会公式サイトなどで事前に確認しておくことをおすすめします。

ズームor広角レンズ

花火撮影でおすすめなレンズは高倍率ズームレンズです。標準ズームレンズでも問題ないものの、花火が上がってからはレンズを交換する余裕がありません。そのため、広角から望遠域までカバーできる高倍率ズームレンズが理想的なのです。また、至近距離から撮影する場合や、複数の花火を一緒に撮影してダイナミックな写真を撮りたい場合は広角レンズが向いています。

花火の撮り方のポイント

ここからは、一眼レフカメラで花火を撮る時のポイントをチェックしていきましょう。

①天敵は手ブレ

花火の撮影はシャッタースピードを遅くして撮影する必要があります。そのためブレの影響を受けやすく、先述したように三脚は必需品です。予算に余裕がある場合は「カメラ用リモコン(レリーズ)」を用意して、手で触らずにシャッターを押せるようにするとより良いでしょう。

 

また三脚撮影の時にカメラやレンズの手ブレ補正機能をオンにしていると誤作動でブレてしまうことがあるため、オフにしておくことをおすすめします。

②露出オーバーに注意

花火撮影で多い失敗が「露出オーバー」です。露出オーバーとは写真全体が白っぽくなったり、写真の明るい部分が実際より明るくなってしまうことで、花火の部分が真っ白に潰れてしまうことが多いです。露出オーバーしてしまった場合は、F値を大きくしたりISO感度を低くしたりして調節する必要があるので、カメラの設定についてある程度理解しておきましょう。

③「バルブ撮影」について知ろう

花火撮影でよく使われるのが、多くの一眼レフカメラに搭載されている「バルブ撮影」という機能です。バルブ撮影は、シャッターボタンを押している間シャッターが開き、指をはなすとャッターが閉じるというモードで、間隔的に長時間露光撮影ができます。夜景や天体の撮影時などでも使用するので、知っておくと技術の幅が広がりますよ。

花火撮影のカメラ設定方法

最後に、花火撮影時のカメラ設定について紹介していきます。

①ISO感度

花火は明るい被写体なのでISO感度を高くする必要はなく、100〜400という低感度で撮影できます。ISO感度とは、光を集める感度を数値化したもので、ISO感度が大きいほど暗い場所でも明るく撮影することができます。しかしISO感度が上がるほどノイズが入りやすくなるため、綺麗に撮影するためにはできるだけあげないほうが良いです。

②モード設定

カメラのモードはマニュアル撮影モードにするか、バブル撮影モードがおすすめです。バルブ撮影の場合は、花火が打ち上がった瞬間から消える時までシャッターを押して撮影しましょう。

③シャッタースピード

花火撮影時のマニュアル撮影モードでのシャッタースピードは、3〜15秒くらいが主流です。3秒からスタートし、暗ければ長くして微調整してみてください。シャッタースピードの長さによって明るさだけでなく「花火の光の長さ」も変わるので、色々と試してみましょう。バブル撮影モードの場合はシャタースピード設定は不要です。

④F値(絞り値)

花火撮影時のF値はだいたい10〜15くらいです。F値とはカメラに入る光の量を調節する絞りの程度を表す数値で、大きいほどたくさん絞るため写真は暗くなります。ISO感度をできるだけ小さくして、シャッタースピードは撮影したいイメージに合わせて設定し、その上でF値を変えて明るさを調節するのがおすすめです。

⑤ホワイトバランス

ホワイトバランスは「白熱電球」や「白色蛍光灯」に設定するのがおすすめです。花火撮影ではオートホワイトバランスのままだと色が綺麗に出ないことがあるので、その場合はホワイトバランスを変えてみてください。夜の写真は寒色系の色合いがかっこいいので白熱電球や白色蛍光灯がおすすめですが、色を鮮やかに出したい時には「昼光」や「晴れ」の設定も人気です。

一眼レフの花火の撮り方を試してみよう

一眼レフカメラでの花火の撮り方を紹介しました。手ブレと露出オーバーに注意しながら、ISO感度は低く、F値は結構大きめに設定します。同じ暗い場所での撮影でも、ISO感度を高めにする夜景や天文撮影とはまた違った撮り方のコツがありました。ぜひこの記事を参考にしながら花火撮影に挑戦してみてください。

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