初めて野球観戦に行く前に、マナーや応援ルールを知っておきたいという方も多いのではないでしょうか？周囲に迷惑をかけたり、トラブルを起こしたりするのは避けたいもの。また正しいマナー・ルールを知っておいたほうが、思いっきり楽しみながら応援できるはずです。

 

そこでこの記事では、野球観戦の最も基本的なマナー・応援のルールを紹介していきます。野球観戦に行ってみたい方や行く予定がある方は、ぜひチェックしてください。

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野球観戦のマナー違反

まずは、野球観戦においての一般的な「マナー違反」を紹介していきます。

座席や通路で立ち続ける

座席や通路で立って応援し続けるのはマナー違反です。ホームランなど熱狂したシーンで立ち上がるのはOKですが、そのまま立ち続けると後ろの席からグラウンドが見えなくなってしまい、迷惑になります。ただ、外野席では応援チームの攻撃中は立って応援するなど、球場や球団、エリアによって立つこともあります。周囲の人が立っていない時に自分だけ立ち続けないように気をつけましょう。

 

同じ意味合いで、雨の日に傘をさして応援したり、背の高い荷物を持ち込むのも禁止されています。

席を人数分以上確保する

野球は自由席も多いですが、チケットを持っている人数分以上の席を確保するのはマナー違反になります。これは例えば、2人で観戦に来て、隣の席を荷物置きにして3席分確保するなどの行為です。また基本的には、人数分以上のチケットを購入したうえで、荷物置き用や隣に人が座らないようにと席を確保するのも、チケットが取れなくなってしまう人が出る可能性があるためマナー違反とされています。

暴言・野次

野球観戦では熱狂したファンの、選手や審判への暴言や野次が飛び交うことも多いです。しかしマイナスな発言や暴言は周囲に嫌な思いをさせるマナー違反行為。多くの球場ではコロナ禍になってから観戦拡大防止の観点から大声を出す応援を禁止しており、暴言・野次も違反行為にあたります。

他球団のユニフォームを着る

試合に関係のない球団のユニフォームを着て応援するのもマナー違反にあたります。音楽フェスなどでは出演していないバンドのTシャツを着ていても問題ないものですが、野球観戦ではやめておきましょう。またこのあと詳しく説明しますが、ホーム側の応援席でビジター球団のユニフォーム、ビジター側の応援席でホーム球団のユニフォームを着て応援するのもマナー違反になってしまうので注意してください。

フラッシュを使った撮影

球場にはカメラを持って入ることができ、撮影自体は問題ありません。しかしフラッシュをたいての撮影は、光が選手の目に入りプレーに影響したり、そのせいでボールにぶつかるなどの危険が考えられるため、マナー違反です。カメラはフラッシュを使う設定にしていなくてもオート撮影で勝手にフラッシュがたかれることもあるので、必ず「OFF」に設定しましょう。

鳴り物グッズで応援

コロナ禍になってから禁止されるようになった項目の一つです。鳴り物グッズとは、「カンフーバット」などの叩いて音を出しながら応援するグッズで、球団オリジナルのデザインのものが販売されています。このようにコロナ禍になってから禁止となったマナー・ルールもあるので、観戦前に最新の情報をチェックしてみるのがおすすめです。

ゴミを放置して帰る

食べ物の袋やティッシュ、ペットボトルなど、自分が出したゴミは持ち帰るのがマナーです。球場にはゴミ箱があるものの、いっぱいになってしまっていることもあります。だからといって周囲に捨てたり、席に放置したりしないようにしましょう。応援チームが負けた時にゴミをグラウンドに投げ込むファンも多いですが、それももちろんルール違反です。

押さえておきたい野球観戦の応援ルール

野球観戦における代表的なマナー違反がわかったところで、ここからは基本的な応援ルールを解説していきます。

ホームとビジターについて

プロ野球チームにはそれぞれ本拠地の球場があります。その球場が本拠地のチームを「ホーム」、ゲストチームを「ビジター」と呼び、基本的にホームチームが一塁側、ビジターチームが三塁側のベンチを使用する球場が多いです。そのため応援席も、一塁側にホームを応援する観客、三塁側にビジターを応援する観客が座るという暗黙のマナーがあります。

 

チケットも一塁側と三塁側が別々に販売されているので、間違えないようにしましょう。

飲食物が持ち込みできるかは球場による

ほとんどの球場は食べ物・飲み物の持ち込みが可能で、試合を見ながら食べることもできます。しかし球場によってルールが異なり、例えば東京ドームは「アルコール類、缶、ビン、凍らせたペットボトル、1,000ml以上のペットボトルは持ち込み禁止」、バンテリンドームナゴヤは「飲食物の持ち込み禁止」です（2022年9月時点の情報）。

 

コロナ禍の状況でルールが一時的に変更されることも考えられるため、各球場の公式サイトをチェックすることをおすすめします。

試合中はボールに注目する

野球観戦中は、油断しすぎないことも大切なルールだと言えます。野球の試合ではファウルボールやホームランボールが客席に飛んでくることがあり、ボールが直撃すると骨折だけでは済まないことも。またバッターがボールを打った衝撃で折れたバットが飛んでくることもあります。試合中は打球が飛んでこない時以外はボールに注目し、できるだけ事故を防いでください。

野球観戦のマナーを守って応援しよう

野球観戦のマナー・応援のルールを紹介しました。「座席で立って応援する」「他球団のユニフォームを着る」など、意外に知らないマナー違反もあったのではないでしょうか？またホームとビジターについても、初心者なら知らずにチケットを買ってしまってもおかしくありません。この記事で紹介したマナー・ルールをある程度覚えてから応援に挑んでくださいね。